舞台『サヨナラダケガジンセイダ』終演!
舞台『サヨナラダケガジンセイダ』
@両国エアースタジオ
9/10 無事終演いたしました!
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
公演終わったあと企画イベントの準備に追われていたため、ご挨拶遅くなってしまってごめんなさい!
太宰治の生涯と、5人の女性たちを描いた作品。私は、太宰治と心中した「山崎富栄」を演じました!
山崎富栄さんのお墓に行って、ご挨拶するところから始まり、富栄さんの日記や本を読み、そして富栄さんが愛した太宰治についても勉強して。
脚本、演出の野口麻衣子さんも、きっと私をこの役にするのは挑戦だったんじゃないかな。
富栄さんはきれいな大人の女性なのに、着物を着たら町娘みたいな見た目だし…
恋愛する役なんてやったことがないし…
作品の最後に登場する役で、とっても特別というか重要というか…自分でも、できるかしらと思ってました。
不安すぎて おちゃらける人。
だけどね、やればやるほど、富栄さんとしての苦しさも幸せも、痛いくらいに感じて。毎回辛かったけど、最高の時間でした。
本妻にもなれず、子どももいない。でも、今後誰もすることができない「一緒に死ぬこと」を手に入れた、息詰まるくらいの喜び。
最後に、「山崎富栄にして良かった」と言ってもらえたとき、本当に嬉しかったな。
完璧にその人になるなんて、そんなすごい人間ではないので。自分の経験の中から近い感情を取り出して、富栄さんに寄せただけかもしれないけど…でもたしかに、あのとき自分の中に富栄さんはあったから、死ぬ気で生きること。すごく、すごく楽しかった。
もっと役者としていろんな役を演じてみたいなと強く思いました。
自分の見た目も、声も、すべてを越えて演じられるような役者になりたいです。
5年前の初舞台でお世話になった麻衣子さん。5年ぶりに演出をつけてもらったんだけど、「成長した姿を見れて嬉しい」と言っていただけました。ああ、私が成長すると、みんな喜んでくれるんだ。
自分を見てくれる人からの言葉を聞いたときって、恋みたいにさ、胸がきゅっとなって、うれしくて笑いたいような、泣きたいような気持ちになるのね。
この作品で、死ぬ気で恋愛したから気がついたことです。ひとつ大人になりました。メモメモ。
学ぶことも多くて、自分の中で大きく進めた作品でした。出演できて本当によかったです!
次は10月の舞台『Kiss Me You〜がんばったシンプー達へ〜』に出演します。
初めての戦争もの!またブログ書きますね!
舞台『サヨナラダケガジンセイダ』
ご来場、本当にありがとうございました!
山崎富栄 役
鈴村あすか
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